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適応障害と診断され、休職

精神的なしんどさを抱え、心療内科などを受診した際に「適応障害」と診断されることがあります。
うつ病ほど一般的に知られていませんが、こころの病気のなかでは比較的メジャーなものに分類されるでしょう。

  • 適応障害とは

    ※イメージ写真です

    適応障害とは、ある特定の状況や出来事(ストレス要因)が、本人にとってはとてもつらく耐えられないものになり、その結果、気分や行動面に症状があらわれるものです。

    たとえば憂うつな気分や不安感が強くなり、涙もろくなる。
    ほかには、過剰な心配をしたり、神経過敏になることもあります。

    行動面では、無断欠席や無謀な運転、喧嘩早くなる、物を壊すなどの異変が生じることもあります。

  • 適応障害の特徴と診断の目安

    適応障害の特徴は、明確なストレス要因が存在していることであり、このストレス要因から離れれば、症状は改善に向かうことです。

    診断基準としては、ストレス要因が消失してから6か月以上症状が続くことはないとされていますが、なかにはストレス要因が慢性的に存在するため、症状が6か月以上持続することもあります。

    たとえば、職場での過重労働が原因で適応障害の症状が出た場合。
    このような場合は、職場での労働状況を改善することで、症状も消失していきます。
    もし、労働状況が変わらない場合は、引き続き症状が出続ける、そんなイメージで理解いただければと思います。

  • 適応障害の治療

    このように、ストレス要因がなくなれば、症状は改善していくものなので、適応障害の治療にあたっては、まずはストレスとなっている状況や出来事から離れることが基本です。

    職場でのトラブルなどの場合は休職というのも一つの手段になるでしょう。
    ストレス要因を取り除けない場合は、ストレス要因との付き合い方を考えるのも大切になります。ストレス要因をどのように受け止めているか。自分のものの見方のクセを知ることも有効な手段です。

    物理的なストレス要因は環境調節することが最も重要ですが、ものの感じ方や価値観によってストレスを感じやすくなっている場合などは、このような「認知」を改善することも必要になってきます。

    必要以上に、自分に完璧を求めすぎていませんか。
    一つのミスで自分の積み上げてきたキャリアがすべてなくなるような気がしませんか。

    このようなものの見方のクセは、日常生活の出来事をストレスフルなものに変えてしまうかもしれません。その結果、ストレス要因を多く抱えることになり、適応障害というしんどさを抱える結果につながります。

    繰り返しになりますが、適応障害の治療は、症状の要因となっているストレス源を解消することです。そのうえで、十分な休養を取り、心身の調子を整えていく必要があります。
    心身の調子を整えていく、のステップのなかに、自分のものの見方のクセを知り、改善するというのを入れていくのもとても大切になります。

公開日 2020年6月22日

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