設立理念
メンタル不調による休職者は増加の一途をたどっており、日本の社会問題の一つになっています。ライフキャリアに空白期間がある労働者、すなわち、休職者も珍しくなくなりました。
Rodina研究所では、このような休職者の就労に焦点を当て、ライフスタイルを含めた「働き方」を探求したいと考えました。
働くことは、生きていくうえで欠かせません。リワークは、職場に復帰する、という以上に、人生における積極的休息(アクティブ・レスト)という意味を持っているのではないでしょうか。
この期間を有意義に過ごすことで、その後の人生は変わります。
「今、ここにいる自分」にふさわしいキャリアプランとはどのようなものであるのか、それは単純に「同じ職場」に戻ることなのか、など、長い目で見て、人生を考えるチャンスになるのです。
「仕事」を単なる労働と考えるのではなく、生活の一部と考える。休職をひとつのライフイベントとして考え、メンタル不調や休職で不安を抱える方々にとって立ち直る力(レジリエンス)を強化し、ワークエンゲージメントを高める機会になるようにしたいと考えています。
当研究所では、このような視点に立ち、より専門的かつ学術的に探究を深めることで、復職支援の現場に広く還元できる知見を得ることを目的としています。